私がフィレンツェに初めて留学に来たのは97年
この街と知り合って20年目の夏を迎えようとしている
留学生時代は言葉を話すことや環境の変わった生活習慣になれること
今まで当たり前と思っていたことに冷水をかけられるような思いもあった

そんな私も日々目に見えない海外で生きていくという成長をしながら
フィレンツェの街にそしてイタリアの空気に対応していく力をつけた
そう人間は皆変わりたいと思えば自分でそれを選択できる自由がある
怖がっていてもなにも変わらない
そんな風に考えていたのは私がこの地に本格的に腰を据えて暮らそうと決めた
2001年のちょうど今頃の季節であった
まるで滑り台から流れるように私は迷うことなくこの地で歩くことを決めた
勿論、将来への心配がなかったかと聞かれと嘘になる
がしかし未来の自分を考えることより毎日を生きることが楽しくて仕方なかった
ある友人が私に言った言葉がある
『人生は点と点で結ばれているその点をきちんと生きていれば
必ず自分が辿りつきたい道に到着できる 』
そう。。私の20年前に付けた点は根を張りだしていたのだ
この地ーーフィレンツェで。。。

ARNO LA SERA

フィレンツェの街を歩いていると夕暮れ時から少しすると
街のオレンジの外灯が一斉に明かりを灯す
20年前そして今も変わらないこの温かい色

LAMPADA RING

あの時滑り台から流れ落ちれた自分
このオレンジの灯りを見てちょっと拍手したい気分になった5月の夕暮れである

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